BUMP “らしくない” のに “らしい” 歌詞?『新世界』を聴いてみてほしい

オーロラ

BUMP OF CHICKENの最新アルバム「aurora arc」がリリースされて1ヶ月。個人的にここ数年の作品の中でも特にハマっています。

全14曲のうち9曲もの音源が既にリリースされていた中で、今回初めてフルサイズ音源が収録されたキャッチーな1曲、『新世界』をぜひ一度聴いてみてほしいです。

 

 

そもそもBUMP OF CHICKENって?

1999年デビューの4人組バンドで、2001年にリリースされた2ndシングル『天体観測』によって一躍有名になりました。

ほぼ全ての楽曲においてボーカル・ギターの藤原基央さんが一人で作詞・作曲を手掛けており、デビューから20年経った現在まで変わらず第一線で活躍を続けています。

 

ちなみにバンド名の「BUMP OF CHICKENバンプ・オブ・チキン)」の意味は「臆病者の一撃」とのこと。

弱い人間がグッと力を込めて立ち上がろうとする時、その背中を押してくれるような優しくメッセージ性の強い歌詞が、BUMPの魅力の一つだと思います。

 

 

アルバム「aurora arc」って?

2019年7月10日に発売された9thアルバムです。

前作8thアルバム「Butterflies」のリリースから3年5ヶ月ぶりの新盤ということで、アルバムリリースに伴って開催されるライブツアーについてもファンは心待ちにしていたことでしょう。わたしもそうでした。 

 

「Butterflies」や7thアルバム「RAY」では新しいBUMPを思わせるようなエレクトロ色が感じられましたが、それらを経て今回の「aurora arc」ではまた少し回帰した “BUMPらしさ” を聴くことができると思います。

 

 

『新世界』って?

まずはこちらの4分弱の動画を見てみてください。


ロッテ×BUMP OF CHICKEN ベイビーアイラブユーだぜ フルバージョン

 

いかがでしょうか。動画のタイトルにも入っている、何度も繰り返されるこのフレーズ、クセになりませんか?

わたしはアニメーションもすごく好みだったこともあり、何度もリピートしてしまいました。

『新世界』という楽曲は、こちらのロッテ創業70周年記念アニメーションのために書き下ろされたもので、今回のアルバムで初めてフルサイズ音源が収録される運びとなりました。

 

この曲を初めて聴いた時、良い意味で「BUMPっぽくない」という衝撃を受けました。

BUMP OF CHICKENは “ラブソングであると自身で公言する楽曲” をあまり歌わないことでも有名なのですが、その彼らの楽曲にしては歌詞があまりにもストレートなんです。

しかしただ素直で直球なだけでもなく、どこかストーリーを感じさせる歌詞だったり、物事をくるっと裏側から覗いたような表現だったりといったいつもの “BUMPらしさ” も併せ持ちながらの “BUMPっぽくない” ストレートさに、わたしはドキッとしてしまいました。

 

そこにキャッチーで明るいメロディーがまたよく合いますよね。

印象的な歌い出しとともにタイトル通りの「新世界」が目の前に開けていく感覚、心地好くてつい口ずさみたくなってしまいます。

 

アニメーションを見てみて「これ好きかも!」と思ったあなたは是非、アルバムでフルサイズも聴いてみて下さい。

既にレンタルも開始されているので、DISCASで手軽に借りるのもオススメです。